キャリア

世界で活躍できるようにテクノロジーを学ぶべき!Awesome Ars Academiaの西出大介さんにインタビュー

皆さんはセブ島でプログラミングを学ぶ「Awesome Ars Academia」をご存知でしょうか?Awesome Ars Academiaは株式会社Sun*(旧フランジア)が運営する海外留学事業で、セブ島という日本から離れた環境でハイレベルなプログラミング学習ができる、と話題になっています。

公式サイト
https://framgia.com/study-abroad/

今回はAwesome Ars Academia事業責任者の西出大介さんにインタビューをしました。Awesome Ars Academia設立のきっかけや特徴、受講者の反応などのお話に加えて、今の社会への熱い想いを語ってくださいました!

フィリピンで日本人のプログラミング学習をしようと思ったきっかけ

―Awesome Ars Academiaを始めたきっかけを教えてください。

そもそも僕個人の話として、日本だけでない多文化的な世界の中で、世の中に対して価値を生み出すような仕事を自分の力でチャレンジしたいと思っていました。個人として21世紀前半はアジアの世紀だなと思っていて、どうせ海外に出るならばアジアでも英語圏のところがいいな、と思ったので2014、15年にフィリピンで仕事をし始めました。

セブ島でエンジニアとして仕事をする中で、現地の優秀なエンジニアとコミュニケーションをとったり、知り合ったりしたいと思っていたので、僕は現地のディベロッパーコミュニティに足繁く通っていました。最初フィリピンはやはり途上国だというイメージがあったのですが、実際は途上国だと思えないくらい優秀な開発者がコミュニティレベルではたくさんいたんです。そこで、その中で優秀なエンジニアやポテンシャルを持つ子たちと一緒に、フィリピンが英語圏であるからこそ世の中にインパクトがあることをできるのではないかと考えていました。

その当時、僕はフィリピンで個人の事業を立ち上げようとしていたんですね。フィリピンの大学では日本の教育が少し古いのと同じように、今は使われていないようなことを教えていたため、実際に現場使うような内容を僕自身が大学で教育をしつつ、優秀な子達をアメリカや日本の会社に人材紹介するという企業の準備をしていました。

しかし、ちょうどその頃に、ベトナムで現地の大学生向けのエンジニア教育を実施しながらソフトウェア開発会社として急成長しているフランジアの創業メンバーの藤本という人間と知り合ったんです。

藤本の熱量やベトナムでやってきている事業内容や勢いなどを聞かせてもらううちに、近しい想いを共有できる勢いのある会社とやるほうが社会への価値を最大化できると思い、フランジアのフィリピンブランチの立ち上げに参画することにしました。

そんな中で、フランジアとしては途上国人材の優秀性にきちんとした理解を持っていたので、もっと日本から海外でチャレンジのできる日本人人材の育成の方が価値があるのではないか、という話もでる中で、日本から海外へチャレンジをしたい若手人材が集まるフィリピンで「日本人向けのテクノロジー教育の場」を作ることになりました。

受講者の反応

―留学をしてみて受講者の反応はどうですか?

受講者の方には結構満足して頂いていると思っています。例として、ある方は日本でも有名なプログラミングスクールのRailsコースを受けていたのですが、うちの会社の開発会社の社員研修レベルというハイレベルなコンテンツと、セブという短期間で学習できる環境で学べたということで、満足されていました。

僕はセブ島の一番いいところは「精神と時の部屋」というところだと思っていて、社会人の方にもよくそう言っていただきます。

(精神と時の部屋とは、漫画『ドラゴンボール』に登場する修業部屋で、時間の流れが早く短期間でパワーアップすることができる)

合宿形式で雑念のない環境で、弊社の現役エンジニアで日本のIT企業で仕事できる方を先生として採用しているので、質問に対する応答が現役レベルだ、集中して勉強できると20代後半の社会人経験者の方にかなり満足して頂いています。

―初心者の方の反応どうですか?いきなり留学は難しい、とはならないのでしょうか。

初心者の方も脱落するということは全くありません。理由としては事前学習課題をボリューミーにお出ししているからだと思います。また、平均4、5人の少人数で授業をしているのも大きいですね。

また英語で授業は行われるんですがそれだと難しい人もいるので、半年くらい経験のある卒業生たちをティーチングアシスタントとして置いているんです。なのである程度事前学習をしているという前提を作っていて、なおかつ少人数教室で教師が実質2名体制でやっているため、落ちこぼれる方が発生しないサポート状況を作れています。学習レベルは他の学校よりも高いとは思うのですが、離脱する方は今までいませんでした。

Awesome Ars Academiaの特徴

―Awesome Ars Academiaの留学の特徴について教えてください。

先ほど述べた、セブ島という集中して学べる環境での学習、少人数授業、英語での学習、ハイレベルな講師、初心者へのサポート…など長所は多くあります。

また、海外留学は心配という方でも、1週間の体験留学でそもそもIT留学はどんな感じなのかを知ることもできます。

他には、IT留学を学んだ後に会社の空きスペースで勉強を継続できる場所を作ったことや、学習後インターンとして実務経験を積むこともでき、就業サポートのサービスもしています。高校生や大学生など若い方はもちろんですが、社会人の方でも十分活用していただけるのではないでしょうか。

卒業後の進路

―卒業生キャリアはどんな状況でしょうか?

学生さんの場合は、日本のベンチャー企業でエンジニアインターンやウェブマーケティングインターンなどに入っている人が多いです。今年の春に来てくれた学生だと、食べログの立ち上げきのリードエンジニアの方が立ち上げたスタートアップにエンジニアインターンで入っていたり、今年の夏からLIG Philippinesさんの海外インターンに入られる人がいたりします。

社会人の方は、エンジニア転職希望の方は、日本やセブ島現地のIT企業にキャリアチェンジをされている方多いですね。

それ以外の方は、転職のタイミングで英語とプログラミングをオプショナルなスキルとして身に付けに来られている方が多いので、日本に帰って復職されたり、既存キャリアを活かした一般的な転職をされている方も居らっしゃいます。

今後の目標、社会への思い

―今後の目標や学んだ方にどう頑張って欲しいという思いはありますか?

基本的に大学生で来られた方は、3ヶ月のカリキュラムをきちんと受けて頂ければ、文系からでもエンジニア就職ができるようにできています。

また、社会人の方でも、第二新卒枠に入る25・26歳くらいまでの方であれば、弊社スクールコンテンツをやりきって頂ければ、エンジニア転職ができるレベルのものをサービスとしては提供しています。

そのあたりのハイレベルな学習コンテンツは継続的に提供していきたいですし、海外グローバルなテックスクールとして、世界トップのプログラミングブートキャンプに追随するサービスレベルを提供していきたいと思っています。

また現在日本の高校生が何と無く大学に行ってしまうことが多く、その人たちの学費って大体2兆8000億円くらいなんですね。しかし、大学で実際に使われるべきお金や有意義に使われているお金はそのうち20%くらいだと思っています。つまり日本国内では多くのお金が無駄遣いされているんです。

そういう状況にいる中、やはり21世紀はグローバル社会・多文化的な世界で生きていくのが当たり前で、なおかつ国家や資本主義のあり方が全てテクノロジーにおき変わっていく時代です。

だからテクノロジーをきちんと理解し、日本以外の地域での生活を通して自分たちの生まれ育った国の常識を相対化でき、自らの足で自分の人生の選択肢をきちんと考えて動けるようになる。そんな「なんとなく流されて大学に行ってしまう」という若者たちにとって、新しいキャリアの選択肢になるような場を作っていきたいと考えています。

―今の日本社会に強い思いを持っていらっしゃるんですね。

僕は日本自体がこのままだと沈没してしまう、と考えています。

そんな中、日本や世界の中での自分たちの立ち位置を理解した上で、テクノロジーの可能性も理解し、プロダクトアウト型で自らの考えを持ち、社会に課題解決策を提示できる。そのような若者が増えていくことが、今後の日本やアジアの未来を考える上で大切なのではないかと考えています。

僕らのスクールで、何となく大学に行くことを疑い海外でテクノロジーを学び、インターンをして社員として1年間くらい経験を積んでもらえれば、20・21歳くらいに「シンガポールやオーストラリアのIT企業に年収700万円で就職できた」というようなレベルになれると思うんです。

そういった新しい若手人材のロールモデルを提供していけると、日本社会に対してもある一定のインパクトを与えられるのではないか、と考えています。