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エンジニアの問題解決プラットフォームcenq(センキュー)!開発者にインタビュー

エンジニアの問題解決プラットフォームcenqの開発者にインタビュー

プログラミング学習を進めているときに生じた疑問を、オンライン上で解決できるサービスには、様々な種類のものがあります。その中で、cenq(センキュー)というサイトは、コードを共有するためのワークルームを立ち上げることができる、とても便利なサービスです。

また、Amazonのウィッシュリストでお礼をしたり、仮想通貨の投げ銭でお礼をしたりと、珍しい仕組みがあります。

今回は、そんなcenqについて、運営する株式会社Miraieの空閑(くが)様にインタビューさせていただきたいと思います。

cenqを立ち上げたきっかけ

―初めに、cenqを立ち上げたきっかけを教えていただいてもいいですか?

僕が3年前ぐらいにプログラミングを始めた頃、プログラミングに関するQ&Aサイトがたくさんあったのですが、どれも掲示板形式で、質問に対するレスポンスが遅いなどの問題点がありました。

こういう、周りの人にすぐ疑問点を質問できないような環境が、プログラミング学習に挫折する人を増やしている原因ではないかと思っていました。

そこで、オンライン上のプログラミング学習の質問と回答を、リアルタイムで行えるQ&Aサイトがあったらいいなと思い、cenqの構想を思いつきました。

―ご自身でプログラミングを学習されている中で、そうしたQ&Aサイトの課題を発見されたんですね。

そうですね。既存のQ&Aサービスだと、夜に質問をしてから、一晩寝て、次の日の朝にやっと回答が届くぐらいの時間の流れでした。

でも、フリーランスとして仕事を受けている人などの場合、納期があるので、そんな長い間回答を待つような時間の余裕がないため、不便だろうと思っていました。また、仮にすぐに回答が返ってきても、相手が質問を間違って解釈している場合もあって、その誤解を修正するのにもまた時間がかかってしまいます。

そうなると、掲示板ではなく、チャットで一度に質問をする仕組みの方が便利なのではないかと思いました。チャットであれば、もし自分の質問が固まっていなくても、とりあえず相手に質問を投げてみて、回答者と一緒に質問を作っていくようなことも可能になります。そういうサービスを実現したいなと思いました。

cenqの特徴

―cenqの特徴は、どういったところにありますか?

最大の特徴は、オンライン上でソースコードを共有し、リアルタイムで共同編集できることと、リアルタイムのチャットが用意されていることですね。まさに、隣で聞いている・教えているような感じをオンライン上で実現しようとしています。

あとは、既存のQ&Aサイトの場合、回答者側が全く報酬をもらえないことが問題点になっていますよね。そのサイト上で好評価をもらえることは良くありますけど、実際に何かお礼をできる機能はあまり備わっていません。

そうした点を改善するべく、cenqでは、回答者がAmazonのウィッシュリストを公開していて、質問に答えてもらった人がそのリストの中のから何かを買ってあげたり、あとtwitter経由で仮想通貨を「投げ銭」してお礼をあげたりといった、お礼を贈り合うための仕組みを用意しています。

cenqのリニューアルについて

―昨年11月にcenqのサービスが始まり、3月20日にリニューアルをされたということですが、具体的にどのような点が改善されたのですか?

最初は、cenqを1つのプラットフォームとして出したんですよ。cenq上で「これを教えてください」というトピックを立てて、それに対して「答えますよ」と手を挙げて、そこでマッチングが起きる。その後に、作業用のスペースに入っていくというプラットフォームだったんです。

でも、ユーザーの声を聞いていると、マッチングが成立するまでにかなり手間がかかるようで、実際に一緒に作業をするところまでたどり着ける人がかなり少なかったんです。

この点をどう改善するか考えた結果、やはり、プラットフォームではなくツール化することを目指そうと思いました。具体的には、ワークルームを作成してそのURLを公開したり、知り合いに部屋のURLを送ったりすることで、リアルタイムで質問ができないという問題点を解決していこうと思いました。

今だと、SlackやTwitterにコードを直接書いて、レビューをしてもらっているケースも見受けられるんですが、それよりも、コードを共同編集できるワークルームのURLと質問や課題を共有する方が便利だと思うので、そういう方向にシフトしていってほしいなと思います。

今後の展望

―今後さらに改善したい点や展望などはありますか?

今後は、ツールとしての機能をさらに高めていこうと思っています。今はまだ実現できていませんが、もっとリアルでのやりとりに近づけるように、音声電話やビデオ通話の機能を追加する予定です。

また、カーソル(マウスポインタ)の共有もできるようにしたいですね。実際に隣の人に尋ねる時って、コードを指差しながら、質問したりすると思うんですけど、それと同じような状態を、オンライン上で再現して、ディスカッションを促進したいなと思っています。

センキューのミッションとして、スキルの共有を容易にしてプログラミングをしやすい社会を作る、ということを掲げています。

例えば、フリーランスや一人で働く人が今後ますます増えていく中で、cenqがあることで、そうした人たちが安心して仕事を受けやすく、また企業側も、仕事を依頼しやすいという状態を実現していきたいです。少し大げさに言えば、全世界の技術力の共有というところを目指していけたらなと思っています。

最終的には、ツールとしてのcenqが広まっていって、認知度が上がっていけば、そこに人がどんどん集まってくると思うんで、そうなったらcenqからチャットの部分を切り離して、SNSのようなプラットフォームにまた戻っていけたら、という風にも考えています。

cenq公式ページ
https://cen-q.com/