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学習をするときに遠回りさせない!JavaScript Climbingを運営するサークルアラウンドにインタビュー

学習をするときに遠回りさせない!JavaScript Climbringを運営するサークルアラウンドの小笠原さんにインタビュー

サークルアラウンド株式会社は、「WEBプログラミング個別トレーニング」(現役プログラマによるマンツーマントレーニング)などのサービスを提供されている会社です。

そして、そこから派生して、JavaScriptの基礎学習に特化した塾である「JavaScript Climbing」を運営をされています。

今回は、「JavaScript Climbing」について、サークルアラウンド株式会社の小笠原様にお話を伺いました。

JavaScript Climbingを始めたきっかけ

―JavaScript Climbingを始めたきっかけを教えてください。

弊社は元々JavaScript Climbingとは別でプログラマー向けの個別トレーニングを提供してきました。

その中で、ここ数年はJavaScriptのレクチャーに対する需要やニーズが増えてきました。昨今は、JavaScriptで実現できることの幅が広がり、フロントエンドを取り巻く環境の変化が激しく、学習のハードルが年々上がってきているように思います。

そうしたニーズや課題を踏まえ、「JavaScriptを基礎から学びたい」「課題に合わせた技術をピンポイントで学びたい」といった要望に応えられる場所があると良いのかなと思いました。

ただ、弊社の個別トレーニングは、個人に合わせオーダーメイドでカリキュラムを作成し、一ヶ月マンツーマンでみっちりレクチャーというスタイルなので、「基礎学習」「ピンポイントレクチャー」というニーズを考えると、少し大げさになってしまう感じがありました。

そういった背景もあり、価格帯や学習スタイル等、気軽に受講しやすい形を考えた末、JavaScript Climbingを立ち上げることにしました。

JavaScript Climbingのコンセプト

―わからない所をピンポイントで質問できる場所を目指す、というのがコンセプトとしてあるんですね。

そうなんです。大まかに分けて3つコンセプトがあるんですが、そのうちの1つです。

ただ、JavaScriptのどこがわからないかというのは個人差が大きいので、まず初めに受講者と面談の機会を設けて、既存のスキルセットを確認したり、要望をお聞きした上で、一緒に相談をしながら学習のスタート地点を決めるようにしています。

―受講者さまの中には、初心者の方も多くいらっしゃいますか?

人によってまちまちですね。プログラミング言語に全く触れたことがないという方もいれば、既にエンジニアとして現場経験をお持ちの方もいらっしゃいます。

また、これまでフロントエンジニアとして仕事をしてきた方で、JavaScriptの基本的な部分は理解しているものの「多様化するクライアントからの要望についていける自信がない」といった方も多いですね。あとは、これからフロントエンジニアとして転職するべく受講された方もいます。

ただ、人によっては「求めている技術」と「目指しているゴール感」の乖離が感じられるケースもあるので、そういった場合はミスマッチを抑えるため、面談時にアドバイスをさせていただいたりもしています。

―では、2つ目のコンセプトは何ですか?

実際にコードを書いて、腹落ち感を持ってステップアップしてもらう」ということですね。

というのは、プログラミング学習を進める中で、新たな概念を習得する際「概要はわかったけど、それをどうコードに落としこんで良いのかわからない」という問題がしばしば発生します。

いわば、道具の使用方法はわかったけど、実際の仕事の中でそれを適切に扱えないという状態ですね。

この問題への解決には「自分で考えならが道具を使ってみる」という体験が欠かせないと考えています。なので、JavaScript Climbingでは、そういった体験に重きを置き、基礎文法理解の後には、実際に考えながらコードを書いてもらえるようにカリキュラムやレクチャーを工夫しています。

今お伝えしたことは、JavaScriptに限らずプログラミング学習全般に当てはまりますが、JavaScriptは、きちんと言語仕様を抑えた上でのステップアップを目指すと、言語の持つ癖の強さが障壁となることがよくあります。

例えば、JavaScript初級者から中級者になる上で理解が求められるthisやクロージャー等は、概要に目を通しただけでは、コードに落とし込む際に苦戦を強いられがちなポイントです。

そうした障壁も講師からヒント得つつ「自分の頭で考えコードに落とし込む」という経験を通し成長してもらうのが、JavaScript Climbingの基本スタイルになります。
このようなこだわりから「腹落ち感を持ってステップアップしてもらえる場所」というのがJavaScript Climbingのコンセプトの一つと考えています。

―3つ目のコンセプトについて教えてください。

3つ目は、受講者の学習にかける時間を短縮できるようにすることです。

自分が初心者だった頃を思い返してみても、プログラミングをする際に「何をどこまで知っておけばいいのか」「どういう道筋で学習を進めればいいのか」で悩んだり、学習すべきことの優先度判断に迷ったりで、色々と遠回りなことをしてしまった反省があります。

恐らく現職エンジニアの方でも初学者の時は、僕と同じような悩みを抱えていた方は少なくないのではないかと思います。なので、僕たちは受講者の方にとって最適な道筋を考え、成長の加速を意識して、日々レクチャーをさせていただいています。

JavaScript Climbingに限った話ではありませんが、弊社のトレーニングは「自身の成長を加速させるための投資」と考えていただけるとわかりやすいかと思います。

定期開催するイベントや書籍について

―サークルアラウンドさんは、無料の勉強会もちょくちょく開催されているような印象を持っています。

そうですね。定期的に開催しているイベントでいうと、プログラミング相談所というイベントを、月2回(毎週第2、第4土曜)の15時~17時にサークルアラウンド株式会社のオフィスで開催しています。参加者の皆さまにPCを持参していただいて、基本的には各自で作業、途中でわからない箇所があれば、常駐している弊社のメンバーに随時質問してもらえるという環境を提供しています。

このイベントへの参加がきっかけで、うちの何かしらのトレーニングを受講いただくというケースもけっこう多くありますね。

―小笠原さんは最近、著書を出版されたと伺いました。

はい、昨年8月に『知識0からのJavaScript入門』という本を出版しました。手前味噌で恐縮ですが、この本はJavaScript初学者の方に向けて書いたもので、JavaScript基礎文法や簡単なDOM操作、jQueryの基礎などを体系的に学べる一冊を意識して執筆しました。

JavaScript Climbingでも入り口の教材として活用しているのですが、初めの段階で「この本の内容は理解できていそう」という判断をこちらがした場合は、別途適切なスタートラインを提案させていただいています。

小笠原寛『知識0からのJavaScript入門』

今後の展望

―Javascript climingの今後の展望を教えてください。

基本的なコンセプトはこのままでいいかなと思っています。

ただ、当初は「言語仕様をある程度理解した上で、より良いコードが書けるぐらいスキル習得」をゴール像として想定していたのですが、最近はReact.js/Vue.jsといったライブラリやフレームワークに関するレクチャーの要望も多くなってきました。

そういった場合、ライブラリやフレームワークを利用する上で求められる基礎知識や概念/デザインパターン等のレクチャーは、させていただくようにしています。

フロントエンドの技術であればなんでもという訳ではありませんが、今後も柔軟にトレンドを取り入れ、より多くのニーズに沿ったものを提供していける場でありたいと思っています。

サークルアラウンド株式会社公式
https://circlearound.co.jp/