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日商プログラミング検定とは?日商の担当者にインタビュー

日商プログラミング検定とは?日商の担当者にインタビュー

簿記の試験などで有名な日本商工会議所(日商)が、今年1月より新たに「日商プログラミング検定」を創設し、試験を実施されています。日商プログラミング検定の担当者様に、「日商プログラミング検定」の特徴や今後の展望などについてお話を伺いました。

日商プログラミング検定の基本情報のまとめ

日商プログラミング検定は、以下の4つのレベルに分かれています。

ENTRY:ビジュアル言語「Scratch」を用いて簡単なプログラミング・プログラミング的思考を問う試験

BASIC:特定の言語に限らない、プログラミングの基本的な知識や簡単なアルゴリズムを問う試験

STANDARD:高校・大学・専門学校等でのプログラミング学習の習熟度を問う試験

EXPERT:プログラマーとしての基本的な能力を問う試験

STANDARDとEXPERTについては、C言語、JAVAとVBAの3つの言語ごとに試験が行われているため、合計で8つの試験に分かれています。

日商プログラミング検定はネット試験が施行されており、随時申し込みをすることができます。
全国の試験会場1800ヵ所がネット試験会場に指定されていて、その会場のHPを通して申し込みを行います。試験日は、HPに掲載されている候補の中から選びます。

日商がプログラミング検定を始めた理由は?

やはり、2020年度から小学校でプログラミング教育が必修になるということもありますし、さらには高校や大学の中にも、プログラミングあるいはAIの教育を必修化している所も増えてきています。理系だけでなく文系の学生にも、プログラミングの教育を受ける必要が生じてきているということがあります。

また、企業側に目を向けると、SE(システムエンジニア)などの方はもちろんですが、そういった専門職以外の人であっても、例えばシステムを扱う部門・会社と連絡をとる時などに、プログラミングのことを多少は知っておかないと、意見や認識の相違が生じたりして業務に支障を来たしかねません。そうした溝を埋めるためにも、専門家以外にとってもプログラミングの知識が必要になってくるだろうと思っています。

以上のような、プログラミングの学習が教育と企業の両分野において必須になってくるということを踏まえて、日商プログラミング検定を設定しました。

この検定を1つの機会としてプログラミングを学んでいただいて、社会や企業の活動に活かしていただければと思っています。

日商プログラミング検定の特徴は?

一番大きな特徴は、STANDARD・EXPERTのレベルにおいて、実技試験を取り入れているという所ですね。これは、問題に答える際に自分でPCにプログラムを入力し、試験画面の中の実行ボタンを押すといった形になっています。

また、他にもIT関係の検定試験というのはたくさんあると思いますが、我々の試験のENTRYやBASICのように、プログラミングの基本的な知識や考え方を主に問う試験というのは、そう多くないのではないかと思っています。

―試験が4つのレベルごとに分かれているのは、幅広い層の方々に受験してほしいということでしょうか。

そうですね、それが大きいですね。どの試験も受験資格が設定されていないので、どのレベルからでも受けられるようになっていますが、各試験について一応こちらが想定している主な年齢層は以下のようになっています。

ENTRY:小中学生
BASIC・STANDARD:高校生や大学生・専門学校生
EXPERT:プログラマーなど、会社でプログラミングのスキルを活用したい方

4つのレベル全体について言えることですが、既にプログラマーになっている人のレベルを評価するというわけではなく、プログラマーとしての第一歩を踏み出していただくための試験にするべく、レベルを設定しています。なので、EXPERTについてもそこまで高度で難しい問題が出題されるわけではありません。

全国の幅広い層の皆さまに受験していただければと思っています。そして、この検定を通して、少しでもプログラミング学習者の裾野を広げることができれば幸いです。