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幼児向けのプログラミングスクール・コトミライ(CotoMirai)ではどのようにプログラミングを学ぶのか?

幼児向けプログラミングスクール・コトミライではどのようにプログラミングを教えているのかお話を聞いた

昨今は小学生向けのスクールも多くありますが、今回紹介する「コトミライ」は、なんと幼児向けのプログラミングスクールです。

コトミライは、プログラミングトイ(おもちゃ)で遊んでみることができる「プログラミングトイスポット」や、「スクール」と呼ばれる学習コース(「はじめの一歩」コース、「ビスケット」コース、「Scratch jr」コースの3つに分かれています)の2つのサービスを展開されています。

それでは、コトミライを運営されているフォーブス株式会社の小柳(おやなぎ)さんにお話を伺っていきます。

CotoMirai(コトミライ)
住所:東京都港区六本木4-1-4 黒崎ビル2階

コトミライ立ち上げのきっかけ

―コトミライを始められたきっかけは、何かありますか。

私どもの会社はもともとITベンチャー企業で、これまでは通常のシステム開発を約10年行ってきましたが、今後会社をどんどん成長させるために何か新規事業をしようという話になりました。

新規事業をやるのであれば、我々のノウハウを活かして次世代の子どもたちに向けた事業がいいだろうということで、こちらの教育事業の立ち上げが始まりました。2017年の9月から準備をし、2018年6月にオープンしたという流れになります。

プログラミングトイスポットについて

―コトミライさんは、小さいお子さん向けのコースを提供されているところが特徴的ですよね。

そうですね。これまでに、小学生向けのコースがすでに数多く立ち上がっていることは知っていましたが、小学生のプログラミング教育必修化に伴い、未就学児のプログラミング学習についても今後興味を持つ方が出てくるんじゃないかということで、未就学児向けのコースを始めましょうという話になり、アプローチを開始しました。

とはいえ、自分の子どもを幼児のうちからスクールに通わせてプログラミングを学ばせるということは世間的にはまだまだ広まっていませんし、それに親御さんがプログラミング・プログラミング教育について十分認知されているわけではないという事実もありました。

そこで、オープン当初は、まずは「プログラミングトイスポット」という、スクールの一歩手前に相当するイベントを毎週行っておりました。

このイベントで子どもたちは、「プログラミングトイ」と呼ばれる、プログラミングの世界に触れることができるおもちゃを使って遊んでもらいます。そしてその間に親御さんに向けて、プログラミング教育やプログラミングについてかなり具体的な説明をしています。

―どういったご説明をされているんですか?

このイベントにいらっしゃる親御さんは、プログラミング教育に関して興味を持っておられる方たちがほとんどですが、プログラミング教育の必修化に関しては、間違った情報を信じておられる場合もしばしばあります。

例えば、今度からはプログラミングが教科になるんだ、と誤解されている方もそれなりにいらっしゃいました。

ですので、そうした誤解を解きつつ、プログラミング教育の必修化について私たちの方で情報を整理した資料をお見せして、今後子どもたちはどんな職業につくにしてもおそらく何かしらの形でプログラミングに関わることになります、プログラミングのスキルはこれからの時代にとって必須の普遍的な力なんですよ、ということをお話させていただくと、親御さんも非常に納得されて、「あっ、ほんとに必要なんだな」とわかっていただくことが多いですね。

―学習コースを立ち上げてからも、この「プログラミングトイスポット」はずっと続けておられますよね。

そうですね。学習コースにすぐに入れたいという人ももちろんいらっしゃるんですが、ご家庭によっては、幼児の間はスクールには通わせず、「プログラミングトイ」を買ってご自宅で遊ばせたいという方や、「プログラミングトイスポット」などのイベントに参加して取り組みたいという方もいらっしゃいますし、このイベントはスクールを始めてからも続けています。

また、このイベントに来られてるお客様にヒアリングをして、自分たちがまだ知らずにいるニーズを発掘し、私たちに提供できる新たなサービスを探るという意義もありますし、その点ではお客様からもご好評をいただいておりますね。

清潔感のあるスペースで楽しく学べる環境

学習コースについて

―学習コースの方では、「はじめの一歩」コース、「ビスケット」コース、「Scratch jr」コースと、コースが充実していますよね。

そうですね。やはり学習コースを選ばれるお客様であっても、中には子どもが未就学児の間はモニターをふれさせたくないという方もいらっしゃるので、プログラミングトイを用いて、モニターをまったく使わないでプログラミング的思考を育てる内容はないかなということで考えたのが、「はじめの一歩コース」になります。

対象年齢は年中さんからですね。

親御さんや子どもたちの反応

―子どもたちはどういったご反応をされていますか?

お子さんは、何といっても自宅にないおもちゃがたくさんあるということで、皆さんすごく楽しんで、参加いただいておりますね。

それに、皆さんきちんと集中して学習してくださっています。例えばプログラミングトイスポットでは、30分間、月ごとにセレクトされたおもちゃを使いプログラミングの感覚を身につけるためのワークショップをしています。

中には3歳児のお子さんもいらっしゃいますし、本当に勉強できるのだろうかと不安な思いを持たれるんですが、私たちの指導を聞いて、子どもたちは30分間ぎゅっと集中しておもちゃを使っているんです。

そうした姿をご覧になって、「こんなに集中できるとは思わなかった」という感想を抱かれる親御さんも多くいらっしゃいますね。

―プログラミング学習に打ち込んでくれているんですね。

そうですね。学習コースに関しては毎回毎回やる内容が違うので、子どもたちが自宅に帰ると、お母さんに「今日はこんなことやったよ」と嬉しそうに説明してくれている、ということも伺っています。

初めの方は、このスクールの場に慣れるのに少し時間がかかったりプログラミングを難しく感じる子もいるのですが、だんだんと回数を経るにつれて、「今日はこういう風にプログラミングをしたよ」って言ってくれたり、あとはコンピュータにすごく興味を持つようになったというご意見もあります。

「コンピュータが使われているものって、身の回りにどんなものがあるかな」といった疑問を日常生活の中で興味を持ってくれる場面も出てきたというのも伺っていますね。

―それだと、親御さんも安心してスクールに通わせられますよね。

ええ。親御さんにより安心していただけるように、各回の終了時にはドリルをお渡しするようにしています。

このドリルは、各回でどんな作業を行ったかを後から振り返るためのもので、各回のカリキュラムを詳しく書いています。というのも、普段のコースで何をやっているかわからないとか、どういった点でプログラミングと関連するのかという疑問に持たれることがけっこうあるんですね。

例えば「今日はLet’s Go codeというおもちゃを使って、スタートからゴールまでのルートを考えてもらいました、その中で、『動きを細分化して整理する力、条件分岐の概念』を習得していただきました」ということがはっきりとわかるようにしています。このドリルについても、お客様の高評を得ることができています。

今後の展望

―今後の展望について教えてください。

今は未就学児向けのコースだけなんですが、小学生向けのコースについても早々に始めたいなと思っております。そして教える内容についても、今は未就学児向けの易しい内容が中心ですが、今後は少しずつ学べるコンテンツも増やしていきたいですね。

コトミライではこれからもものづくりの楽しさを提供していきたいです。

ゆくゆくはコトミライを卒業した子どもたちが世界で活躍するクリエイターに成長して、豊かで明るい未来を作っていって欲しいなと思っています。

CotoMirai(コトミライ)公式
https://www.kids-mirai.jp/