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プログラミング教育×電気!理科の教材で実績のある株式会社ナリカにインタビュー

プログラミング教育×電気!理科の教材で実績のある株式会社ナリカに取材

株式会社ナリカは、理科の授業用の機器の販売などを長年にわたり行われている会社です。
近年では、「プログラミング教育×理科」ということで、理科の学習を進めるのと同時にプログラミングの理解も進むような機器を開発されています。その中の1つ、プログラミング教材「電気の利用」WeDoセットは、「未来の学びコンソーシアム」のA分類に掲載されています。

今回は、この教材をはじめとしたプログラミング教育に関する教材について、そしてプログラミング教育自体について、株式会社ナリカの小林健介様にお話を伺いました。

プログラミング教育のロボットを作ったきっかけ

―ナリカさんがプログラミング教育のロボットを作られたきっかけについて、教えていただいてもいいですか?

プログラミング教育の必修化により、小学校6年生は、理科の「電気の利用」という単元の学習を終えた頃に、ちょうどプログラミングの授業が行われる、ということが2年ほど前に発表されました。

ですが、具体的な教材やカリキュラムについては、その時点ではまだ定まっていませんでした。その中で、ナリカは理科の器具に特化しているので、理科と関連を持たせながらプログラミングを学ぶのであればこういう方法があるんじゃないか、ということで提案したのが、こちらのプログラミング教材「電気の利用」WeDoセットになります。

小学校の理科の授業で「電気の利用」の学習を終えたあと、その電気についての知識を使いながらプログラミングの学習につながるということが、この教材の特徴ですね。

ナリカのロボットの特徴

―この製品の他の特徴は何かありますか?

単純明快さ、わかりやすさですね。例えば、センサーに反応して動きだすような製品は様々なところにありますが、こちらの場合はもっと単純に、ロボットのスイッチを入れたら電気がつくということが一目で分かるようになっています。

また、動画のようにセンサーに近づくことでスイッチが入り、電球がつくようにすることもできます。この様なシステムはトイレなど公共の場所でよくみかけるのではないでしょうか。

―わかりやすさといった点では、ナリカさんの製品と連携しているアプリも、良いUI(ユーザー・インターフェース)というか、使い勝手が良いという印象を受けました。

ありがとうございます。アプリ自体はレゴ社のものですが、とても単純明快で、通常であればプログラミングの授業を先に行う必要があるところを、そうした授業をせずにいきなりこのアプリから学習を始めた場合でも、児童に理解してもらえるようになっています。

タブレットなどで使えるロボットと連携するアプリのスクリーンショット。アプリで設定すれば、ロボットに色々な操作をさせることが可能に

 

動いている際に、障害物を認識して停まることもできるロボットも

―プログラミング教育に関する製品の種類は、どのくらいありますか?

全部で20種類以上はありますね。

例えば、「プログラミング教材災害学習セット」の場合、洪水などの水害を防ぐために水門をつくり、動かすようなものもあります。雨が降って水位が上がったら門を閉じ、元に戻ったら水門をまた開ける、といった具合です。

災害にいかに対処するかという課題は世界的にも注目を集めているということもあり、こうした防災教育も兼ねたセットを作っています。

―ただプログラミングを学習するだけでなく、社会問題の考察にもつながるようになっているんですね。

プログラミング教育で期待していること

―最後に、プログラミング教育にどういったことを期待されているかについて、お聞きしてもいいですか。

今は日本でも世界でも、生徒の問題解決能力を育むことの重要性が認識されています。その際、トライ&エラーを繰り返すこと―いったん自分で何かをトライした後、何かエラーが起こった場合、その結果を振り返り、何がダメだったのかを自ら発見し、その点を修正しながら再びトライする、という過程を経験させることが非常に重要です。

そして、そうしたトライ&エラーの経験は、プログラミング教育の中がやはり一番やりやすいだろうと思います。

他の科目だと、授業とテストの学習が中心になってしまうので、テストでミスをした場合でも、「あ~、間違えちゃった」と思うだけで終わりになってしまい、もう一度トライするということにつながりにくいですよね。ですが、プログラミングだと、試行錯誤をくり返しながら、自分で答えを見つけていく、というやり方を自然に行いやすいと思います。

文科省も、問題解決能力を育成する授業を行うように呼びかけていますが、現場にはまだまだ浸透しきっていないように感じています。なので今後、プログラミングの時間あるいは総合の時間などに、問題解決能力を養っていくようになればと思っています。その中で、我が社の教材が少しでも役に立てればと思っています。

株式会社ナリカ公式HP
http://www.rika.com/