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就職してからor新卒フリーランス問題をゲスエンジニアとださんに聞いてみた

近年、フリーランスという働き方が増えており、フリーランスのエンジニアという働き方も広く認知されつつあります。

そして、中には企業への勤務を経験せずに、新卒でいきなりフリーランスのエンジニアになるという人もいますが、それは果たして良い働き方と言えるのでしょうか。今回は、フリーランスとして活躍する、自称「ゲスエンジニア」のとだこうきさんに、「新卒フリーランスはありかなしか」というテーマでインタビューを行いました。

とだこうきさんプロフィール

営業から転職し、たった6ヶ月でリードエンジニアになった最速の男。その後半年でフリーランスとして独立し時給が4倍に。今は海外ノマドやりながら、週3フルリモート労働。

ツイッター: https://twitter.com/cohki0305
ブログ: https://cohki0305.com/

新卒フリーランスはありかなしか

―「新卒フリーランスはありかなしか」について、意見をお聞かせください。

ありかなしか、と言われれば、別にありだと思いますけど、僕としてはおすすめできないというのが正直なところです。

プログラマーに関しては、いきなりフリーランスになってしまうと、スキルが伸びにくいという問題があるんですよ。なぜかというと、フリーランスというのはすぐに辞めるものと想定されていて、その分即戦力を求められています。

企業にとっては、彼らを育てるインセンティブがないから、フリーランスの育成ができないし、それに難しいタスクも任せられない。ということは、スキルが伸びにくいということになります。

でも、僕たちのような、webアプリの開発を行うwebプログラマーにとっては、スキルを持っているかどうかが基本になるんですよ。もちろん、営業力やコミュ力など、他にもいろいろ大事なことはありますが、やっぱりスキルが一番大事です。実際、webプログラマーの業界は、営業力の高い人ではなくスキルが高い人が稼いでいるという世界です。なので、スキルが伸びないとなると、やはりきびしい。だから、新卒フリーランスという選択肢は、基本的には僕はおすすめしません。

実際、今フリーランスとして活躍しているwebプログラマーやiOSのエンジニアは、やっぱり一回会社勤めを間に挟んでいます。特に、多く稼げている人は、何らかの優良企業に入り、先輩などにがっつり教えてもらうという経験をしているんですよね。

僕の場合も、師匠のような人がいて、その人ががっつり教えてくれたおかげでスキルアップができたからこそ、今は割合どこからでも声がかかるし、そこそこ高い単価で、それなりに安定して仕事ができる、という状態を維持できているんですよ。

フリーランスとして働くスキルを身につけるために

―いきなり新卒フリーランスになると、どうしてもスキル不足になっちゃう、ということですね。フリーランスになるためのスキルを身につける上で、心得ておくべきことはありますか?

スキルを身につける上で重要なのは、社会的に良いかどうかの議論はおいといて、早く転職をするということです。色んな現場を経験した方が、スキルアップができるんですよね。

正直言って、ほとんどの会社の場合、半年間そこにいたら、大体の技術は身についてしまいます。それ以降は、学びがなくなってきます。もちろん、何も学べないわけではないんだけど、最初の1~2ヵ月で学べる技術の量に比べると全然少なくて、刺激がどんどんなくなっていくんですよ。会社って、エンジニアを楽しませるためにプロダクトを作っているんじゃなくて、ビジネスとしていい技術を採用するという方針で動いていますから、自分が学びたい新しい技術をエンジニアが勝手に取り入れるわけにはいきません。

なので、同じ会社に長い間在籍し続けるよりは、自分が扱いたい技術を学べる会社にどんどん移っていくのがおすすめです。例えば、半年に1回転職するというのを3回繰り返したら、それだけでかなりのスキルが身につくんで、めちゃくちゃすごいエンジニアになれると思いますよ。

会社員をやった上でフリーランスになることがおすすめ

―いったん会社勤めをした後、フリーランスになることを推奨されている理由は何ですか?

僕がフリーランスを推している理由の一つは、ほぼノーリスクだからです。フリーランスの唯一のリスクって、仕事がなくなっちゃうことなんですよ。でも、Webエンジニアの場合で、いったん普通の就職をしたことがあって、ちゃんとした仕事をできる状態になっているなら、仕事はいくらでもあるんで、その唯一のリスクというのがなくなります。それなら、フリーランスにならない理由はないよね、というのが僕の考え方です。

今言ったように、いったん企業に勤めたことがあるなら、という条件付きで僕はフリーランスを勧めているのであって、企業勤めを経験せずにいきなり新卒フリーランスになって、それで上手くいくのかというとかなり疑問だなと思っています。

フリーランスとして働くメリット

―フリーランスになることのメリットは、他にも何かありますか?

やっぱり、幅広い経験をできるということですね。僕も実際、フリーランスになってから、色々な事をやっています。ブロックチェーン(イーサリアムのソリディティ)とか、その過程でMacのネイティブアプリを作ったこともありましたし、最近だと機械学習やディープラーニングみたいなことも経験しましたね。あと、VRもありましたね。ビックデータもあったり。こういった、多岐にわたる経験をできるというのは、やっぱりフリーランスならではの強みですね。

正社員だと、ここまで色んなことをするのはまず不可能だし、それにもし同じようなことをやろうとすると、何回も転職しないといけなくて、転職回数が多いということでネガティブな評価を受けることになります。こいつ半年で辞めるんじゃないか、とか、こいつ二か月後にはいなくなってるんじゃないか、みたいな目で見られてしまいますし、経歴としてもあまり良くない。

―いくつかの企業を経験した後は、フリーランスになるのが一番ということですね。

そうですね。経済合理性という観点でいうと、フリーランスにならない理由がないですよね。

会社員の方がいいと言っている人がよく理由にあげるのが、プロダクトを会社のメンバーで作ることでやりがいが感じられるよね、ということです。僕はスタートアップにいたことがあったから、その気持ちはすごくわかるんですけど、それって別にフリーランスでも同じなんですよね。フリーランスの場合も、一緒にやりたいって申し出たのに、ダメだって断ってくる会社ってあんまりないと思うんですよ。まぁ、中には頑固な会社もあると思いますけど、そういう所には行かなければいいだけの話です。

それに、このプロダクトを作ってて楽しい、っていう思いって、意外とすぐに無くなっちゃいますよ。例えば、会社の上司が変わっていやな奴が来たら、一気にテンションが下がるし、いくら良いプロダクトだったとしても、会社を辞めたいという願望が先になっちゃいますよね。そういう風に、やりがいっていうのは意外と脆いもので。それよりも、フリーランスとして働いて、お金を稼ぐこととか、そのお金で自分のやりたいことをやるとか、そっちを重視した方が、より確実に自分の楽しみにつながるんじゃないかと思います。

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